介護の一工夫
ケアコート日誌

眠れる財宝

某ユニットには、眠れる財宝が幾つかあります。
正式に数えたことはありませんが、8つくらいはありそうです。
その1つが、「炊飯器」です(・.・;)
それは、キッチンにある食器棚の1番上の奥で、長い間眠っていました。
私は「よっこらしょ」と脚立に上り、それを引っ張り出して、その封印を解きました。
「何年振りに使うんだろう・・・。見た目は炊飯器だけど、中身は違うことになってるんじゃないか・・・。いや、タイガーだから、きっと大丈夫・・・。」そんな疑念を抱きながらボタンに触れると、静かにふたが開いて、中には内釜が・・・。よかった・・・。(以下省略)

炊飯器の封印を解いたその日、ユニットでご飯を炊き、そのご飯でチャーハンを作りました。みそ汁は、前日からダシを取って作りました。

ユニットで何か作る。入居者様と一緒に作る。作るなら、おいしいものを作りたい。
今回は、入居者様の何人かから、「チャーハン好きだよ。でも、味付けによるね。」との言葉を頂き、チャレンジしてみました。

お米が予想よりも柔らかく炊けてしまいましたが・・・みそ汁はとても美味しかったです。
日常的に炊飯器を使うようになれば、炊き込みご飯など、出来ることは増えそうです。作るとなると、自然と、入居者様の嗜好を一歩ふみこんで把握しようとする。単純に、おいしいものを作りたい、と思う。など、プラスの効果は色々ありそうです。
炊飯器(ユニットでの炊飯)一つとっても、なぜ、それが必要なのか。
職員間で、温度差はあっても、認識・思いが共有されていると、強いな、と。それがなくて、形だけなら、続かないかな・・・でも、まずは形から入る、というのもあるなあ。
そんなことを感じた1日でした。
ちなみに、炊飯器はよくみたらサンヨーでした(・.・;)
長文お付き合い頂き、ありがとうございました。

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