介護の一工夫
ケアコート日誌

中庭の風景

私たちの施設には“中庭”が大小3つあり、「ケアコート武蔵野」という施設名の由来になっています。

ここは、夏祭りの踊りの場所として使ったり、(小規模な)花火大会のイベント会場として使ってきましたが、使われるのは年に数回だけした。

もっと、日々活用できるスペースになればなあ、と思っていたら・・・

最近こんな光景が見られるようになりました。

天気のいい日に、外でラジオ体操。気持ちよさそうですね。
「やっぱり、陽に当たる。外に出るって大事ですよ。」

機能訓練指導員の発案で、1階の入居者様の日課になりつつあります。
その後、2階・3階でも体操が行えるよう、曜日を決めて調整をしてくださいました。

こちらの花や野菜は、入居者様と一緒に植えたものです。
ガランとしていた中庭が、庭らしくなってきました。

そういえば、こんな話を思い出しました・・・。

とあるショッピングモールで、朝方、ラジオ体操の集まりをするようになったそうです。すると、人が集まり、体操を終えた人たちが、お店で買い物をするので、売り上げも上がったとのこと。

私たちの場合、売り上げが上がる、ということはありませんが、外に出て、体を動かすことで、入居者様の心地よい時間が増え、健康増進につながります。

今後は、寄せ植えの周りに、「くつろげるスペース」を作って見るのも、在りなのかもしれません。
今まで、余り使われていなかった中庭から、そんな好循環が出来つつあります。中庭が、たくさんの笑顔・元気が生まれる場所になって欲しいと思います。

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