介護の一工夫
ケアコート日誌

和風なスティッキー

サランラップの芯って、何だか捨てがたいものです。
介護職の「あるある」でしょうか。
「まぁいつか、使うこともあるだろう・・・。」そんな感じで、いつもの如く、使い終えた芯を、こっそり保管しようとしていた私・・・。
そのとき、ふと思いついて、私はカッターを手に取りました。
ラップの芯を、ギコギコと切り、1.5㎝位の輪切りにしてみました。
「“スティッキーの輪っか”に出来るんじゃないかな?」と思ったのです。

“スティッキー”とは、ドイツ生まれのテーブルゲーム。
立てた棒の束が崩れないよう、1本ずつ引き抜いていくバランス系のゲームです。先日、テレビで紹介されているのを見て、私も初めて知りました。

上の写真のように棒を立てたら、サイコロを振ります。
出た目と同じ色の棒を抜いていき、崩れたら負け。棒は色ごとに太さが違い、太い棒ほど点数が高い。引き抜いた棒の総得点が高い人が勝ち、というルールだそうです。

丁度、職員間で、「30分とかは難しくても、5~10分程で、何か入居者様に提供できる事、楽しい時間になるような事が無いものか?」という話をしていた所でもありました。

さて、輪っかは出来たので、ユニットのキッチン等から、棒状の物を見つくろって集め、何だか和風なスティッキーが出来上がりました。
時間は10分ほど、製作費は0円です(*^-^*)

サイコロには、「竹ぐし」、「割りばし」、「色鉛筆」と、3種の目を作りました。
ルールは、「色鉛筆は太いので1点、割りばしは0点、竹ぐしも0点。」としました。
つまり、崩れた時点で色鉛筆を多く持っている人の勝ち。
ただし、竹ぐしは3本集めると「焼き鳥」という“役”になり1点、とでもしましょうか。(これは余計かな・・・?)
まあ、その辺は、実際やってみての成り行きですね。

輪っかの太さや大きさ(長さ)で、崩れやすさが違うようです。できるだけ長持ちするよう、輪っかを幾つか作って調整中です。

実際、何度かやってみましたが、職員と入居者様、1対1で行うのも、地味ながらいい感じでした。
途中からはサイコロなしで、お互い自由に1本ずつ抜いて行き、勝ち負けもなくなってしまい、できるだけ長持ちさせて喜ぶ、という遊びになっていました。(;’∀’)

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