去年の12月のことです。
ユニットのベランダが、急にあざやかになりました。
職員のTさんが、ベランダに花を運んで、寄せ植えをしてくれたのでした。
入居者様は直ぐに気づかれ、驚いたり、ベランダにたたずまれて鑑賞されていました。
T職員に、「でも、冬に大丈夫なの?」と質問すると、冬でも丈夫な寒さに強い植物を選んだとの事でした。
T職員は、色々とコーディネートするのが楽しく、花もその一つなのだとか。
「あゝキレイね」と見る風景ですが、何もしないで、この風景が保たれている訳ではありません。見えない所で、肥料や水やり、色々な気遣い等、人知れずの作業があってこその風景です。
あっ、介護自体に、そのような面があるかも知れないですね。
ユニット型特養は、各ユニットの入居者様も少人数ですが、職員も少人数。
ある意味孤独で、見えない努力・人知れずの努力になりがちです。
「誰かが分かってくれている」というだけで、気持ちやモチベーションが違ってくるのは、入居者様も職員も同じです。
お互い良い所を見つけ合って、共有・協力して行く。そのような空気作りが大事かもしれません。
話はそれますが、世の中には、共に働く職員への感謝を、評価給としてプラスしてしまうような仕組み「ユニポス」というモノがあるそうです。
(参考:https://unipos.me/ja/)
さて、上の写真は、冒頭のベランダの最近の様子です。
球根たちも、寒い中でしっかり育っています。
時折ですが、別のユニットから、職員やご家族様と一緒に、花を見に来られる入居者様の姿が見られます。
冬はもうすぐ終わりです。
私は今日も、春に咲くチューリップを待ちながら、ベランダの鉢植えを見つめています。
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