介護の一工夫
ケアコート日誌

季節のテーブル

ユニットの入口には、小さな木製のテーブルがあります。コロナ禍のなか、手指消毒のため、アルコールスプレーを置くために置かれたテーブル。今もアルコールはありますが、今年になって、季節の飾り物がときどき置かれるようになりました。手作業の好きな入居者様が作ったものを、飾るのに丁度よくて、使っています。いつからだっけ・・思い返すと今年のはじめ・・昨年末から年始は、当施設でもコロナ感染があり、落ち着かない日々でした。年始にやろう、と思っていたこともずれこみましたが、ようやく、遅めの新年祝い。そうそう、そのイベントの飾りとして、入居者様と一緒にだるまを作ったのでした。作っただるまをテーブルにも飾ったのが、最初だった気がします。

イベントの雰囲気作りに、と始めたものが、その方(Tさん)は「面白いなあ」と仰って次々と作られました。作り方も、数も、もうTさん独自の作業になっていく。だるまも増えて、数があるので他ユニットや看護師など、来る人におすそわけする・・という具合で、ご自身で箱のサイズを変えたり、重ねたり。作業しながら「楽しいなあ」とひとこと。 もっと高級感ある素材で、大人感のあるものを。 と思わないでもないですが、楽しさというのは、そうゆうとこではないんだよな、とも思わされました。Tさんは、「これ、節分の的にも使えるんじゃないか」と意気揚々。最初の意図とは違ったものになっていく。意味が確定しない。何かになるかも知れないしならないかも知れない。そうゆう面白さってあると思います。
入居者様と、もうだるま製作所ですね。と話していると、周囲の方もお一人、だるまの絵を描いて下さいました。
もう、毎月作りましょうか。毎月作ったものを飾りましょうか、などと話していました。
日がたって、こちらは、5月のテーブル。

そして、母の日が近づくと、手作りのカーネーションが飾られていました。

父の日は、どうします?とTさんに伺うと、「父の日か。」と少し考えた様子のあと、「まあ、そのままでいいんじゃないか。」とのことでした(笑)

コロナ禍のなかでは、様々な活動、交流機会が減ってしまいましたが、今年の春より、徐々に、書道や歌、などなど、サークル活動が再開されています。
やはり、色々な活動があって、人との関わりがあって、これが本来だなあ、と思わされます。そのなかで、「楽しいなあ」があったり「今日はやめとく」があったりする。それ自体は嫌いじゃない、位でも、人と一緒にするのは楽しい、という方もいる。今日は静かに過ごしたい、という方もいる。やっていくうちに「楽しい」になっていくこともありますね。
ただ、コロナが5類になったとは言え、施設内で感染者が出てしまうと、一時的に活動が中止になってしまうことはこれからもあると思います。(あまり考えたくはないですが。)でもこうした活動がけして消えずに、続いていくことをひそかに、切に願っています。
皆様の「楽しいなあ」が増えますように。

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